背景

良い国づくりには国民一人一人の政治参加意識が大事で、先ずは選挙に行くべきであることは多くの人が認識していますが、年々関心の割合は低くなる傾向にあり、とくに若年層の投票率低迷が問題視されています。

若者はなぜ投票しないのか?例えば、総務省が調査公開している「18歳選挙権に関する意識調査の概要」では、選挙に行けなかった最も多い意見として『今住んでいる市町村で投票することができなかったから』であるなど制度的な問題も指摘されています。一方で、投票した後の感想として『(意外と)投票は簡単だった』が最も多いなど最初の投票に行く(最初の一歩で)心理的ハードルを下げることが重要であることも分かりました。


着想

よくあるような選挙啓発は『(とにかく)選挙へ行こう!』『君の投票で未来が変わる』といった心理的ハードルを上げるようなキャッチコピーが目立っていたのかもしれません。

そこで、ゼミ学生たちは投票初心者が最初の一歩を歩き出しやすくなる工夫を考え、選挙啓発ツールを具体的に企画提案しました。さらに、大学生だったら大学の学生食堂で必ず食事をするはずだから、その食事をとる時に使うトレイ(お盆)に敷くトレイマットを媒体にするデザイン提案に至りました。




公開

ゼミ学生たちによるデザイン提案ですが、福島県選挙管理委員会事務局による監修のもと完成させることができました。学生がデザインした各種トレイマットのデータをWEBページからダウンロードできるようにしました。



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